メモリアルダイアリー

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自分が特撮番組を見たときの気持ちや、日々の生活の中で感じたことを自由気ままに綴ろうと思います。

懐かしきMHP2Gという悪魔的私を没頭させたゲーム性と世界観

モンスターハンター2ndG、通称「MHP2G」。私をPSPの4.3インチの液晶画面に釘付けにさせた悪魔的ゲームである。

当時、私は小学5,6年生で塾なども行っていたが、「モンハン」が楽しすぎてさぼったりしてしまい、めちゃくちゃに怒られた記憶が今もある。

モンスターハンター ポータブル 2nd G PSP the Best

 

以前、今話題の新作DLCモンスターハンターアイスボーン」の記事も上げさせていただいたが絶賛発売中なのでぜひ手に取ってみてほしい。

 

matsu-memorial.hatenablog.com

 

 

MHP2G」は2008年に発売され、無印MHからMH2ndまでの集大成的な立ち位置のゲームである。いまでは当たり前の「オトモアイルー」システムもこのころに追加されたものだ。

当時私はPSPというゲーム機を知らなかったし、PS2のゲームをずっと家でやっていたタイプの人間だった。そんな時学校の友達が「モンハン」というゲームを家で集まってプレイしているというのを聞いて興味を持ったのである。

 

それからというもの、PSPを親に内緒で購入し、塾をさぼる日もありとなかなか悪いことをした。それほどまでにこの「MHP2G」というゲームは私を引きずり込んだのである。

 

今では各家庭にいながらネットを使いオンライン上でボイスチャットをしながら「そこにいない」のに「そこにいる感覚」を味わいながらゲームをする。当時はまだ公園で集まって遊ぶというのが一般的な日々だったが、そこにゲーム機を持ち寄って遊ぶというのが放り込まれたのだ。小さな小さな価値観をまるっと変える大きな爆弾が。同じころ任天堂の「ニンテンドーDS」が発売され、当時の私からすれば携帯ゲーム機の全盛期な気がした。お互いの機器にメリット、デメリットがありどちらも共通するとしてはゲーム機を持ち寄って「その場にいながら」「各々小さな画面を見る」というところである。

 

PSPは「MHP2G」が発売されるまでそれほど大きなタイトルもなかったと噂されているが事実、このゲームが発売されてからPSPのゲームと言えばこれ!とまで社会現象になったのは間違いないであろう。PSPの顔になったのは明らかである。

 

さて、この「狩猟アクションゲーム」というゲームになぜあれほど熱狂し、親に怒られながらもプレイしていたのか。ゲームとしての難しさなのか、コンテンツとしての面白さなのか、その答えはずばりローカルマルチというところだろう。友達と顔を合わせながら直接やり取りをする。ネットという電波に自分の声を載せず、肉声を相手の耳に届け、反応も目の前でわかる。その環境の上で4.3インチの液晶に私たちは釘付けになる。はたから見ると異様な光景に見えるかもしれない。それでもそれが私の青春だった。 

 

モンハンと言えばその設定の奥深さ、作りこみだろう。一体一体モンスターに背景を作り、生態系を考え矛盾の内容に落とし込む。ものすごく作りこむこともあれば、わざと設定を作らず未知のモンスターとして出すこともある。最新作「モンスターハンターワールド」ではより生態系というところに着目し、大型モンスター同士の縄張り争いや上下関係が濃く描かれている。

また、これまでは詳細に描かれてこなかった古龍の生態系に焦点を当て、「古龍渡り」というキーワードをもとに話が展開されていく。

詳細は上述の記事を見てほしい。

 

この「MHP2G」はポッケ村と呼ばれる村を舞台に狩猟生活がスタートするのだがこの地味さがいい。地道に、コツコツとハンターとして成長していく。農場を開拓したり、採取に出かけたり。そしてそれを次の日学校でどこまで進んだ、とか〇〇を倒した、とか報告しあってその日にまたみんなで集まって誰かの狩りを手伝ったり、素材を集めに行く。そういう一日一日が積み重なり、「モンハン」というものが心に刻まれたのだろう。

 

 また、音楽も素晴らしいものがそろっている。英雄の証はもちろんのこと、MHP2Gで新登場した「迅竜ナルガクルガ」のBGMやポッケ村ののほほんとしたテーマなど緩急があり、それも心をわくわくさせてくれる。

 

 

年を取り、仕事をしたりプライベートが充実になるにつれ、それほど没頭できるゲームも少なくなってきた。というより時間が無くなってくる。そのことを身に感じるたびにあの時の笑いあった日々を思い出す。