感想 仮面ライダーゼロワン8話『ココからが滅びの始まり』
令和ライダー、『ゼロワン』も8話まで来た。今回からまた高橋悠也脚本で話が進んでいくことだろう。前回の感想はこちら↓
ゼロワンという作品はこれまでの仮面ライダー以上に人間の「倫理観」というものに片足を突っ込んでおり、良い、悪いのみで語れるような作品ではない。ヒューマギアが人型であることもそこに付加価値があるのかもしれない。
私は正直主人公である飛電 或人がヒューマギアのことをずっと「人の夢を支えるマシン」ということを一貫して発言している。
私は「マシン」ということは変わらないのか、と思ってしまった。「シンギュラリティ」を起こし、感情が芽生えそうなヒューマギアをみても「マシン」なんだなぁと。
そのあたり、これからも変わらないのか、変わるのか見ものである。
社長はどこまでいっても夢のマシンという見方なのか。ある意味ブレないな。自分ならすぐ感情移入してしまう
— マツ (@nnsmr1146) 2019年10月20日
:看護師ヒューマギアと不破さん
人々を治す手伝いをする看護師ヒューマギア、これは医者もヒューマギアの病院に健康診断に行く不破。
憎むべき相手に自身の体を検査されるという形になる不破はどういう思いなのか。或人がヒューマギアが意思を持つことにあまり不信感を募らせないのとは裏腹にかなり不信感を募らせる不破。両者の対比が面白い。
ゼロワンの話の組み立て方の性質上、毎話ごとに新たなヒューマギアがでて、そのヒューマギアは100パーセントマギア化されてしまう。そしてその後新品のヒューマギアが送られてくる。という形で話が終わっていた。
実はこの流れ私は少し違和感があった。それは前述したように或人の考えがあくまでマシンというところに起因する。
そこまで割り切れるものなのか。マシンというならば結局は道具ということなのか。ここの違和感というか、腑に落ちない部分。どうにか消化したい。
:仮面ライダー滅 参戦
平成のレジェンド、「高岩 成二」がスーツアクトを務める敵ライダー、「仮面ライダー滅」が登場した。サソリ、紫色をモチーフしており、素直に心にグッとくるイカしたデザインである。
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圧倒的強さで不破が変身する仮面ライダーバルカンを余裕の戦闘で倒してしまう。ここのアクションシーン、ものすごいかっこいい。流石高岩レジェンドといったところだ。
滅の必殺技のカットインはクロス型に漢字が一文字ずつ出るというタイプ。単純に震える。かっこいいのだ。フォントが違うとはいえ、左側から下、右に流れるカットインから一転男心をくすぐるもの。朝から興奮しっぱなしだった。
:憎む相手、治療する相手
次回予告、不破はあれだけ憎んでいたヒューマギアに治療を施されるようなカットがあった。今回、いつも以上にヒューマギアを憎んでいるシーンが多かったのだがすべてはこのための前振りだとしたら、高橋先生はやはりなかなか意地が悪い。(いい意味で)
ここにきて初めて一話完結をやめ、次回に続く形をとったゼロワン。これが吉と出るか凶と出るか。来週も楽しみに待つことにしよう。
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