10年越しのカメンライド!ネオディエンドライバーレビュー!
プレミアムバンダイから新たなお宝、『ネオディエンドライバー』が届いた。
『仮面ライダージオウ』で「海東大樹」が使用した新たなディエンドライバーで「ネオディエンド」へと変身するためのツールである。
箱の上下には平成1期、2期の二号ライダーのカードがずらっと並んでいて壮観である。
今回のネオディエンドライバー、全体がシアンの成型色であり、黒の塗装や金の塗装が入り、派手さが増している。よりおもちゃ感があるかなぁとも思わないこともないが元々玩具なのだからこれでいい。
「ディエンドライバー」自体は2015年12月頃にCSM化しているのだが、そちらは持っておらず当時のDXしか無かったため、今回の進化に驚きまくった。
当時の「DXディエンドライバー」は個別認識もなく、変身音声すらままならない代物だった。
カメンライド! としかならず、そのまま「ディエンド!」という音声は無し。付属の王蛇等よライドカードを装填しても「ライド」となり、4回スライドさせると「ファイナルライド」(どんな音声だ)となるまさかの音声ループの玩具である。
10年前と今とでは玩具の市場価値も違ってたのかもしれないがこれはあんまりだと落胆した覚えがある。
さて、今回の「ネオディエンドライバー」基盤はCSMディエンドライバーを流用したと思われ、1万円を切って個別認識あり、新規音声多数収録、カードホルダー、ライダーカード45枚と大盤振る舞いである。
今回の商品の前に発売された「ネオディケイドライバー」にはカードが50枚付属していたため、2つ合わせて95枚と物凄い量のライダーカードを手にすることも出来る。
しかも今回新たに付属された1号ライダー達の最強フォームのカードはネオディケイドライバーでも読み込み可能というのだからすごい。
変身の手順はこれまでの「ディエンドライバー」と同様、カードを装填し、スライド、トリガーを引く。とシンプルである。それに呼応し、音声が鳴り響く。これで変身完了。
とてもシンプルだが、シンプルだからこそ何回も変身したくなるし、銃系の変身アイテムってなんか形容しがたいかっこよさがある気がする。
今回は金型がCSMの流用ということで、二枚目以降のライダーカードもそのまま読み込むことが可能になっている。これにより劇中同様のライダー連続召喚が可能となる。
今回、ナイトやガタック、バロンやマッハなどこれまで召喚していない二号ライダーも収録されており、好きな組み合わせで召喚遊びが楽しめる。ギャレンとガタックでクワガタコンビや、バロン、ナイトで長物コンビ。最強フォームと二号ライダーの同時召喚など妄想がはかどる。無敵ゲーマー、極アームズ、アルティメットフォームの三人を呼び出す、なんて妄想も捗る。世界の6つ程度は壊せそうだ。
しかも、すごいのがCSMの流用なので、以前発売されたCSM用ライダーカードも読み込めるため(一部カードを除く)、読み取りだけで見ればCSMの上位互換、相互互換と言ってもいいだろう。
これまでのアタックライドのカードもネオ化(音声は同じ)し収録されているので、不満点という不満は出なかった。呼び出し音声が共通なのも劇中仕様だし問題はないかと。
ライダーカードでいえば前述したとおり、一号ライダーの最強フォームカードがネオディケイドライバーと連動するのが最大の魅力だろう。
各ライダーの最強フォームの音声が当時の音声そのまま聞くことができるのだ。プレイバリュー高すぎ問題である。その点だけを見るならば19本分のベルトのお金と最強フォームへのアイテムのお金が丸々浮いてしまうのだから。おのれディケイドぉぉぉぉ!!!!
とまぁ色々言ってきたが、海東大樹になりきれるし、くるくる銃は回せるし、音声は多すぎるといってもいいし、この玩具が一万円を切って手に入れることができるのは何ともお買い得である。