ROB THE FRONTEIR UVERworldという世界の音に浸かった15年
UVERworld、私が小学校の時2004年開始のアニメ『BLEACH』の主題歌、「D-tecnoLife」を聴きそれ以降15年、今もずっと追いかけているロックバンドである。
名前を知らない人もいないと思うが、今も精力的に活動を続けており「男祭り」や「女祭り」といった性別限定ライブでアリーナや武道館を埋めつくすほどの人気ロックバンドである。
10月16日には新曲『ROB THE FRONTEIR』もリリース予定だ。
ROB THE FRONTIER (初回生産限定盤) (2CD) (特典なし)
- アーティスト: UVERworld
- 出版社/メーカー: SMR
- 発売日: 2019/10/16
- メディア: CD
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時代を追うごとに音楽性が変わったり、戻ったり、歌詞がものすごく泥臭いものだったり様々な曲があるのも特徴だ。
名曲「CHANCE!」に始まりオリコン初1位を獲得した「儚くも永久のカナシ」(ガンダム00のOP)や、行き詰った人間関係の解き方や新たな始まりを書き連ねた「0 choir」、生死観を描いた「7日目の蝉」などボーカルのTAKUYA∞の価値観や、熱いおもいがたっぷりと曲に乗せられている。
メンバー間みんな幼馴染で仲が良いのも今晩殿すごく良いところであるが、特筆すべきはTAKUYA∞のストイックさだ。ライブ終わりにランニングして帰ったり、ステージまで登山してから来たり、破天荒なのだ。
メンバー全員30代であり、まだまだ熱を感じるあたり人に限界はないんだなぁとこのグループを見ていたらとても感じる。ストイックに、熱く、夢をつかんでもさらにその上の夢を求めていく姿がただただカッコいい。男が惚れる男の中の男。という感じ。
TV露出が少ないのも顔で売りたいわけじゃないし、TVだと音楽を通じて自分たちが言いたいことが伝わらないということだったりその時間を音楽作成に充てたい、といったことも話していた。最近は露出も増えているが。
人気も出て、アニメのタイアップが増え始めアニメ主題歌バンド、なんてよばれているのも聞いたことがあり、その枠に収まるもんじゃないと一人で憤っていたりもした。
UVERworldを知ってから15年、悲しくなったり、楽しくなったり、ふとした時に聴くのはいつもこのバンドだ。UVERworldの音楽とともにここまで来たといっても過言ではない。
UVERworldが魅せる音楽の世界はいつも独特であり、そのくせすごく身近なシーンを想像しやすい。
少し前の曲だが、「7th trigger」という曲では「どれだけ食べても太らない彼」に怒る彼女が「この世界は不平等だ」という歌詞や、誰かの意思に流されがちなこの社会で自分で決めてここに来たという意思表示、そこから世界の不平等に立ち向かうなら自分でつかみ取るしかねぇぞ!というメッセージを込めてくる。
このタイトル、7発目の弾丸なのだが、通常リボルバーは6発まであり、7発目は存在しない。つまり自分の内面に向けて撃つ決断の7発目なのだ。
タイトルも泥臭く、厨二臭く、最高にかっこいい。
ただの恋愛ソングじゃなく、激しいロックテンポの恋愛ソングや、「バーベル」といったおふざけソングもあり、聴いていて耳が楽しいことに間違いはない。
特におすすめなのが「THE OVER」という曲でラブソングなのだが、お互いおじいさんおばあさんになってもずっと愛し続ける、そして自分自身の苦しみやコンプレックス、劣等感も自分で乗り越えるといった曲ですごくかっこよさもありながら切なく
愛も伝わってくる一押しの曲である。
最近はCDを買うことも少なくなり、ダウンロードする時代。私も音楽はダウンロードしてデジタルミュージックを使うのだが、このUVERworldだけは、CDを手に取ってしまう。小学生の時、初めて買ったCDがUVERworldで、その時のうれしさを今も味わいたいからかもしれない。